北海道バイクツーリング前編■東北ツーリング(5)
ライダーの朝は早い。どーれ、お日様が出てきたぞ。お日様とかけっこでもするか。響くエキゾストノートの心地よい響き。回転数を上げすぎず、下げすぎず、一定の回転数をキープして誰もいないロードを駆け抜ける。ライダーにとって、時に飛ばしたくなるときがある。そんなときだけ目いっぱいスロットを開け、ロケットに乗っているような、レーサーにでもなったような緊張感が走る。それも一瞬でさめ、またのんびりと周りの景色を楽しみながらツーリングを始める。路面とタイヤのグリップ感を確かめならがコーナーリングを回る。地面が近くなってくる。でも転ばない。バイクと地面がしっかり握手(グリップ)。コーナーをきれいに回れたときは、そりゃ気持ちがいい。見通しのよい道路がある東北ならではの楽しみ方だ。関東だと危なくてしょうがない。東北に住んでいる人は、何気なく毎日走っているこのロードが、実は全国のライダーたちの聖地だと知っているのだろうか。東北ばんざい。今度はオフロードで林道でも走ってみようか、、そんな気になる林道もたくさんある。テントだって小川のほとりにいくらでも立てられる。水もきれいだ、空気もうまい。まさに東北はライダーの天国だ、聖地だ。


